要件は「業務フロー → 要件概要書」の順で固める
先に現場の仕事の流れ (As-Is) を可視化してから要件概要書に落とすと、機能の抜け漏れと例外処理の見落としが減ります。
いきなり「何を作るか」を要件概要書で書き始めると、現場で実際にどう仕事が流れているか (暗黙知) が抜け落ち、後工程で手戻りが発生しがちです。最初に 業務フロー で「誰が・何を・どんな順序で・何を使って」行っているかをスイムレーン図に整理しましょう。
- 業務フロー (As-Is): 現場の流れを AI チャットからスイムレーン図 (役割 × 工程) に構造化
- 例外・分岐: 図の赤い破線矢印で「うまくいかない場合の流れ」を先に洗い出す
- 要件概要書: 流れが見えたうえで「何を作るか」を機能要件として固める
業務フローページ上部の As-Is / To-Be / 比較 タブを使うと、現状とあるべき姿を並べて改善ポイントを合意できます。
共通ルーム / 個別ルームを使い分け、合意は必ず合意ログに残す
全社共有は共通ルーム、個別交渉は個別ルーム。会話で合意したら analyze で合意ログ (DOAA) 化して記録に残します。
案件ルームには 2 種類あります。情報の宛先で使い分けてください。
- 共通ルーム: バイヤー + 招待した全セラー。全社共通の連絡・要件の全体共有に使う
- 個別ルーム: バイヤー + 1 セラーのみ。単価交渉や技術的な深掘りに使う (他社の個別ルームは見えません)
「言った/言わない」を防ぐ最大のコツは、口頭やチャットの合意をそのまま放置しない ことです。ルームに溜まったメッセージは analyze ボタンで AI 解析し、決定 / オープン課題 / アクション / 仮定 / 注記 の 5 ラベルに分類した合意ログとして残しましょう。
- 共通ルームの analyze: 結果が全社共通の要件書に反映される (owner のみ実行可)
- 個別ルームの analyze: 結果は当該セラーのマスタードキュメントのみに反映 (他社に漏れない)
会議は 録音 → 議事録 → 分析 で次回へ引き継ぐ
会議は録音して議事録化し、analyze で決定事項を要件書へ反映。未確認事項は次回課題として必ず引き継ぎます。
案件ルームのチャットだけで収まらない議論は会議に切り出します。会議は 録音 → 議事録 → 分析 (要件書への反映) までを 1 セットとして回すと、決定事項が確実に残り、次回課題が引き継がれます。
- 議題と参加者を決めて会議を予約する
- 録音をアップロードし、AI に議事録を作らせる (議題ごとの要約 + 決定事項 + 未確認事項)
- 議事録詳細で 「要件書に反映」 を押すと、AI が決定事項を抽出して要件書に反映する
- 共通会議の合意事項のみ が要件書に反映される
- セラー別会議の合意事項は、該当セラーの マスタードキュメント に反映される (他社に漏れない設計)
- 反映された変更には 由来ラベル (例: 「議事録: 2026-05-09 キックオフ」) が付き、追跡できる
見積はレートカード前提。工数だけを入れる
単価は事前登録のレートカードで自動計算。工数だけを入力し、条件を揃えてラウンド単位で複数社を比較します。
AccordNexus は 工数を AI が推定しません。工数はセラーの技術スタックやチーム構成に依存し、 一律推定すると見積の信頼性が下がるため、工数はセラー入力 に統一しています。価格は レートカード方式 (職種別単価を事前登録) で、見積時は工数だけ入れれば金額が自動計算されます。
- 工数だけ入力: 単価はレートカード (PM / FE / BE / デザイナー など) から自動算出
- 条件を揃えて比較: 全見積は税抜きで統一され、複数社を同条件で比べられる
- Round (ラウンド) 単位: 要件書のバージョン変更や条件変更が出たら Round 2 を立てて再見積 (前ラウンドを引き継いで編集可)
検収はチェックリストで OK/NG を残し、NG は案件ルームで継続議論
要件概要書から検収チェックリストを生成し、各項目に OK/NG/保留とコメントを記録。NG の改修議論は案件ルームに戻します。
納品物が要件を満たしているかの合意は、要件概要書から生成した 検収チェックリスト で行います。最新の要件概要書から Must / Should の機能要件が抽出され、項目ごとに判定とコメントを残せます。
- 判定: 未判定 / OK / NG / 保留 をプルダウンで記録
- コメント: 特に NG / 保留 の 理由・改善提案 を必ず書き残す
- 進捗の把握: 上部サマリで「判定済み N / M」進捗バーと OK / NG / 保留 の件数バッジを確認
NG が出たら検収を止めるのではなく、コメントで改修依頼の論点を明確にしたうえで、 続きの議論は 案件ルーム に戻して進めます。合意できた改修内容は合意ログに残し、必要なら要件概要書を更新します。
【重要】システム内でやること / システム外でやることの線引き
AccordNexus は計画・進捗・合意・ドキュメントを担います。実装・テスト・デプロイは外部で行い、その状態をビューに反映します。
最後に最も大事な考え方です。AccordNexus を「何でもやるツール」と捉えると運用が破綻します。合意形成とプロジェクトの可視化 に役割を絞り、実際の開発作業は外部で行うと割り切ってください。
システム内でやること (AccordNexus が担う):
- 要件の整理と合意 (業務フロー / 要件概要書 / 会議・ルームの合意ログ)
- 見積の比較と意思決定 (レートカード方式の RFQ ラウンド)
- 計画と進捗の可視化 (1 つのタスクデータを WBS / カンバン / ガントの 3 ビューで表示)
- 検収の判定とドキュメントの記録
システム外でやること (各社のツールで実施):
- 実装 (コーディング) / コードレビュー
- テスト / 品質保証
- デプロイ / リリース作業
実装・テスト・デプロイそのものは外部で行い、その進捗状態だけ をカンバンのレーン移動やガントのバーに反映します。こうしてシステム内には「合意と状態」が、システム外には「実作業」が残る形にすると、関係者全員が同じ事実を見て進められます。
ここまで読んでくれてありがとう!
AccordNexus はトライアルで全機能をすぐ試せます。題材は架空の建設会社でしたが、あなたの実案件でも同じ流れで進められます。
